「『ひなた』について、」製作・運営委員会 2010-2019 

LOCATIONS 撮影地

Introduction

AV作品に於ける撮影地探索やその情報掲示は、テレビドラマや映画のそれと違いおよそ有益性を伴わないものである。シーンに情緒や共感を抱かせる為に視覚的演出が施された映像作品と違い、状況提示の添景としての役割しか持たないAVでは、多くの視聴者は全くそこに注視していない。ひなたの作品には例外的に、その紀行番組風な構成によって観るものに旅情を喚起し得る「鉄道と少女」があるものの、作品中のロケ場所は殆ど目に留まらぬ些末な部分であり、訪いの欲求や検証の興味に駆られることなどないものであろう。 本項は敢えてそこに刮目し、感興の赴くままに映像を探索、作品毎の撮影地情報を列挙した。

その生産体制から「早撮り・低予算」が慣例と思われがちなAVだが、映像を視聴する中で、細部に及ぶ製作陣の腐心を推する作品も多々見受けられる。AVの定番的な作風の一つである「インタビュー・面接」モノでは、寂寞とした個室に1脚の椅子を配しさえすれば即座に撮影が可能であり、そうした俄か作りの空間で推移する一見して粗略な作品も存在する。しかし制作サイドの心組み次第では上質なホテルの一室、中にはスウィートクラスの客室を確保しての撮影が遂行される。 さらに特定のシチュエーションを取り上げた作品、乗り物、職業等を題材とした作品では、衣装と共に実際にそれらに準じた状況設定が必要となり、製作上の難度は増大する。電車内を扱った作品では、スタジオ内にしつらえた一つの3人掛けシートに吊り革が下がるだけの陳腐な小規模セット撮影もいまだに見受けられるが、嘗ては実際の走行中車内でゲリラ的に撮影が敢行されている作品も存在した。

リアリティという点では申し分ないが、撮影隠蔽の辛労など様々なリスクも伴うのではないだろうか。

一部レーベルの作品では、鉄道車両をリアルに再現した撮影セットが度々登場する。映像でも明らかだが、客用ドア上部の液晶ディスプレイ「トレインチャンネル」も動作する上、出演者が「酔いそうになる」
※注1)とコメントする、車外スクリーンによる車窓風景映像のループ移動、さらには役者に向けた照明の規則的な明滅によって日照の木の間隠れを表現、走行感を演出する。天井部の空調口まで作り込まれている為、AVの定番的な下方からの煽りのアングルにも制限が生じない。 女子学生モノと双璧をなす「看護師」系作品では、専用ともいえる病院スタジオがあり、受付から入院患者の病室、手術室までを完備する。その他の接客業種を題材とした作品では、実際の店舗を貸し切っての撮影等、細部にまでリアリティに拘るメーカーも多い。

映像に於ける様相的リアリティや構成の巧緻に優る作品では、概ね発売時の告知宣材や製品パッケージ・カバーアート等の二次的な部分に於いても熟考されており、制作予算の潤沢さが容易に見て取れる。生産過程で生ずるあからさまな差違は、各メーカーの景況に起因すると推察されるが、低予算作品が常に視聴者を意気沮喪させる物ばかりとはいえず、商品見掛けの優劣が必ずしも作品選択時の指標とはなり得ない。

 

※注1)AV女優月島悠里氏のブログコメントによる。氏が自身のブログにて同電車セット使用の作品出演に言及した際、セットの詳細について質問させて頂いたところ、御本人より迅速且つ丁寧にご返答頂いた。

「__電車の外側にスクリーンがあって、そこに流れる景色を映していましたよ。1両だけの電車で、窓に普通の電車から見えるような風景がずーっとループしてました。」(コメントより抜粋)と綴っている。

AV撮影で頻繁に登場する埼玉県戸田「美女木廃工場スタジオ」施設内の大規模電車車両セットである。

尚、当該作品では彼女は乗客役に徹し、脱衣や男優との絡みのないエキストラとしての出演であった。

CONSIDERATIONS 検証

無垢 ひなた

本編映像に映り込む壁掛時計によれば、「無垢 ひなた」の「セイフク」編チャプターは10時55分頃に撮影開始、冒頭のアヴァンタイトル部が4時台(おそらく16時と思われる。映像の長針位置は17分付近)の撮影である事が確認出来る。同時期の「無垢」シリーズ他作品を視聴すると、この時計が映るショットでシーン進行がほぼ一致していることから、当時の撮影進行・時間帯がほぼ定型化していたことが伺える。

 

10代の甘い髪の香りは勃起薬!

本作のロケ場所は撮影用の路線バス仕様車両内に留まるため、次項に挙げるのは点在する走行時通過地点の列記であり、本項の旨意からやや逸れたものとなる。
「DANDY」中でバス車両使用作品は数多いが、走行場所が複数識別出来る作品は稀で、本作も他の4章では車窓風景の確認が困難である。「ひなた」の出演チャプターでは計らずも数カ所の場所特定が可能で、断続的ながら走路を「線」として示すことが出来ることから映像を細見、走行経路探査に至った。

Happy Fish 佐々木良子

「Happy Fish」の本作コンテンツは2008年10月16日のサイト公開開始と思われるが、撮影時期が次頁の推測通りだとすれば、ポストプロダクションに数ヶ月(2〜3ヶ月が平均という)を要するDVD作品と比較し、極めて短時日での上載といえる。「HimeMix アキナ」も同様の短期製作と推察され、アダルトサイトに於ける撮影後のコンテンツ製作の即応性が伺える。

少女ナンパやり捨てレイプ

暴漢に尾行されるシークエンスは彼女を追尾する車中からの撮影であるが、映画やTVドラマ同様、断片的な撮影素材を編集によって紡いだものであり、次頁に挙げた3地点は実際には徒歩では大儀な距離にあるうえ、進路方向も一貫性を持たない。 また本作は冬場の僻遠地ロケとなっている為、拳を袖の中に丸め入れたり掌に息を吹きかける等の所作が見られる。ラストで降雪シーンがあることからも酷寒下での撮影であったようだ。

HimeMix アキナ

作品全編を通して渋谷駅から徒歩約十数分の立地にある、ホテル「TWO WAY」の一室「Room 404」で撮影されている。「SHIBUYA 109」からホテルに向う途上に於いてスチール・動画撮りもされ、道玄坂付近を中心に撮影が行われている。「TWO WAY」は多くのホテルが立ち並ぶことで有名な円山町の一角に位置し、AV作品で頻繁に見掛ける定番ロケ地であるが、アダルト作品のみならずTVドラマの撮影にも使用されている。

鉄道と少女 ひなた

作品の舞台となる小湊鉄道は、情緒ある沿線風景や駅舎を多数有し、これまで数多くの映像作品に登場している。「小湊鉄道」でネット検索すれば、瞬時に本作に映し出されるものと同様の光景が夥しく表示され、多くの人々がその趣に惹かれていることが解る。本作でも駅舎の佇まいや列車の遠景ショット等、撮影にも拘りが感じられ、同鉄道を素材とした作品製作に対する、制作者の強い希求が窺える。

青春18きっす 水野ひなた

本作品は月刊誌「DVDヨロシク!」の付録DVDへの収録作品であり、誌面グラビアと並立する連動シリーズ企画「青春18きっす」の一片となる。のちに姉妹誌的存在である「DVD Dream」誌の増刊号「平成ムスメのハメ撮り自宅訪問DVD2」にグラビアと共に流用・再収録(グラビア3頁 収録映像16分)されているが、両誌から選取された総集編的刊行物であり、収録映像は本作から約12分間余りの尺を削った短縮版である。

出会い系素人 ゆあ

ECサイト「DMM動画 R18」(現「FANZA」〈ファンザ〉)コンテンツの「素人」ジャンルに属したシリーズ企画である「出会い系素人」。出演者の設定年齢は10代後半から30代後半までと様々で、各編の映像尺も30分強から50分近いものまで区々である。共演男優は当シリーズ常連の前田龍二(アロハ前田)氏であり、本編も彼自身がハンディカメラで撮影している。森山茜は自称25歳の「ゆあ」として登場する。

青春スクールメモリーズ

女優6人によって繰り広げられる、学校を舞台としたオムニバスストーリー。出演者には、作品数/知名度的にも突出する篠宮ゆり、乙葉ななせらが参加していることから、彼女らを中心とした作品構成も推度されたが、各女優の出演シーンはチャプター毎にほぼ均等に振り分けられ、森山にも単独で男優と絡むパートを含む3チャプターの登場シーンが与えられている。

噂の、素人激カワ看板娘を狙え!/

街角美少女を、本気でヤッちゃいました。

作品ごとに出没エリアを限定して展開される、AVメーカー「プレステージ」ナンパ作品2編。職場への急襲と街頭での誘引行為の違いこそあれ、本編のプロセス自体に殆ど差異はなく、架空の企画への出演依頼から始まり、取材と称して言葉巧みに性交渉へと誘導する。「看板娘」では、各編とも実際に営業時間外の飲食店やCVSを借用、店舗内で撮影が行われている。

GIRL‘s BLUE 佐々木良子

本編動画とスチル画像群との構成によって提供される「GIRL'S BLUE」コンテンツでは、本編・スチルとも長らく同一場所で撮影が行われていることは同サイト巡回により自明である。スチル撮影は画像内に垣間見られる付近の景観から、本編撮影施設については、ベッド際のナイトパネルに刻印された宿泊施設のロゴの発現によって容易に特定が叶った。

モモプリッ! ひなた/制服ラブホテル あかね

オーロラプロジェクト作品には、幾つかのスタイリッシュな内装を持つ一室が度々登場する。その瀟洒で洗練された室内装飾の特徴を手蔓としてロケ地検証を実施した、同レーベル作品「制服ラブホテル あかね」。

アダルトWebサイトコンテンツ「モモプリッ! ひなた」は、他作品との照合と検証によりロケ地域の限局は叶ったものの、本編撮影施設特定には至らなかった。

彼女いない歴40年の僕とのお見合いにやってきた

18才の少女 森山茜

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作品に登場する静粛な庭園を持つ日本家屋探索の糸口となったのは、本編序盤に映る山手線沿線に面した建物入口と、直後のカット背景に写りこむ「恵比寿_」と記されたマンション屋上サインであり、関連キーワードを列記してweb検索を行うことにより比較的容易に場所特定が叶った。撮影会会場としても広く周知された場所のようであるが、空調設備の不備から夏は蒸し、冬場は冷気が厳しいとの利用者評判も散見される。

医療用ゴム手袋に異常な興奮を示す変態幼児体型娘・

女子校生15人オマ○コ指入れぴちゃぴちゃ自画撮り

オナニー vol.13

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AVロケ地として多用されるハウススタジオのフロアには、一般住居を画一的に再現したものが多く、撮影視点が限局されてしまうと探索に苦慮する場合がある。

「医療用ゴム手袋_」ではスタジオ内エリアをチャプター毎に移動しており、場所確定の糸口となる複数のポイントを見出すことができた。「女子校生15人_」は室内備品の一致から同一スタジオでの撮影と断定した。

はじめまして、森山茜です・

アロマな綿パン 太田あかり

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「医療用_」と同じ「スタジオカプリ」系列施設であるものの、「POP東新宿」スタジオはカラフルな室内備品群の彩りに溢れ、一転してファンタスティックな非日常的空間となっている。この一見して派手で特徴的な佇まいは数多くのAV作品で見ることができる。建物内に6つのスタジオがあり、中でも「POP東新宿」(3フロア)「CITY東新宿」(2フロア)の5スタジオは、それぞれが見まがう程に酷似した内装を持っている。